屋外と一体的なLDKが
豊かな時間を創出する

　玄関ドアを開けると、豆砂利洗い出しがまっすぐ伸びる。その先にあるのは、来客をもてなす和室だ。左手に進むと、シンプルな中に温かみを感じさせるLDKが広がっている。南側の大きな窓からは光と風がたっぷり入り込み、フラットフロアでウッドデッキ、囲い庭へと続く。「普段の朝はウッドデッキでブレックファースト、親戚が集まった時にはよくバーベキューをしているんですよ」と微笑むご主人。大勢の人で賑やかになった時には、3匹の愛犬も大喜びで走り回るという。高さ2ｍ60㎝の塀が設けられているため、外部の目を気にすることなく、プライベートな時間を満喫できるのもいい。
　H邸を手がけたのは、『セキホーム』。同社で家を建てた知人から勧められ、展示場に出かけたのがきっかけだ。「スタッフの人柄とシンプルなデザインに惹かれて、その場で決めました」と話す。今はご夫妻と息子さん、娘さんが暮らしているが、同社の提案によって息子さんの結婚後を考慮した二世帯住宅に。玄関と浴室は共有スペースにし、将来の奥様のために玄関から直接行ける2階LDKとシャワー室が設けられている。

高性能から生まれる
心地よさが、いつまでも

　H邸の快適な今と未来を支えているのは、同社の在来軸組モノコック工法だ。在来工法とツーバイフォー工法の利点を取り入れることで、耐震性をより高めた構造となっている。また、柱などの構造材から基礎までを断熱材で覆う外断熱工法によって、夏涼しく冬暖かい高気密・高断熱住宅を実現。「旧家の冬はとても寒かったので、暖かい家に住みたかったんです。今は玄関に入った瞬間から暖かく、どの部屋も温度が一定で、空気もきれいですね」と親子そろって微笑む。
　もともと仲の良いHさんご家族だが、新居に暮らし始めてからさらに会話が増えたという。息子さんには、この家に似合う家具探しという新しい趣味も生まれた。そして、愛犬がますます元気になったという。高性能から生まれる心地よさが、いつまでもみんなの笑顔を育み続けるH邸である。